SL-10 30年ぶりに電源を入れたら動作しない故障 徳島県 Y様
テクニクス SL-10、30年ぶりに電源を入れたら正常動作しなかった故障の修理。主な修理はフォノモーターコイルの断線修理、MC/MM切替スイッチの交換、ミューティングリレー修理、アーム周り機械部の整備等を行いました。
特にフォノモーター周りの故障は、SL-10ではレアケースだと思います。
【状態および修理内容】
- スタートボタンを押すと、ターンテーブルが45回転よりも速く回転する状態でした。
この状態は回転制御不能で、ターンテーブルが回転暴走している状態です。回転暴走する原因は様々ですが、こちらのSL-10はフォノモーターのコイル(パターン)が腐食により断線していることが原因であることが解りました。2ヶ所の断線が見つかり、SL-10ではレアケースだと思います。
断線を接続して、正しく回転制御ができる状態になったことを確認しました。 - 制御基板にある複数のコンデンサから液漏れが見つかりましたので、新しい部品に交換しました。基本的に液漏れした部品は使用できません。また、漏れ出た液体は腐食性がありますので清掃しました。
- SL-10の背面にあるMC/MM切替スイッチが接触不良で、音声が途切れることがありました。新しいスイッチに交換して、接触不良を改善しました。
- ミューティングリレーの不良で、ミュートが効かない状態でしたので、ミューティングリレーを分解修理して改善しました。他の機種ではよくある故障ですが、SL-10には耐久性が高いリレーが採用されておりますので、珍しい故障です。
- その他、アーム機械部、アームリフター等の整備を行いました。
上記の修理・メンテナンスで、SL-10の正常動作を確認しました。
なお、修理後Y様のオーディオルームに設置されたSL-10の写真を提供していただきまして、ありあがとうございます。
子供の頃、オーディオセットが揃うことを夢見て、穴が空くほどカタログを読みました。カタログには素敵な部屋にオーディオセット達が並んでる写真があり、それをを見て憧れました。
今はお客様の素敵なお部屋にビンテージオーディオがある写真を拝見することが楽しみです。
※SL-10の修理をご注文される際は、通常は針・カートリッジ、音声コード、電源コードは、お客様のお手元に保管をお勧めしております。
- TAG:ターンテーブルが高速回転する
- SL-10系 プレーヤー修理
- 2026/03/13 17:45
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