SL-QL1 フォノケーブル交換 アーム周りメンテナンス 神奈川県 I様
テクニクス SL-QL1 アーム動作不良の改善、フォノケーブル交換、不良コンデンサ交換、内側パネルヒビ割れ補修などの修理。
主な修理は、レコードの再生中にアームが先へ進まない事がある不良と、フォノケーブルの接触不良の改善です。加えて液漏れコンデンサの交換など修理を行いました。
【状態および修理内容】
- アーム周りギア類のメンテナンスを行いました。古く硬くなったグリスを除去して、グリスアップしました。
- アーム駆動用モーターに注油後、プーリーの清掃を行いました。
- アームから繋がるコードの収納部を清掃して、グリスアップして、スムーズに動く事を確認しました。
- アーム駆動用ゴムベルトが硬化して滑りやすい状態でしたので、新しいベルトに交換しました。
- アームレールを清掃して、グリスアップしました。
- ターンテーブル制御基板のコンデンサから液漏して、腐食が見られるため、漏れ出た液をアルコールで清掃してから、新しいコンデンサに交換しました。
- アッパーキャビネット(ダストカバー)内側の黒いパネルにヒビ割れが見られます。このパネルにヒビ割れがあるSL-QL1は、ほぼ同じ場所に割れがあります。パネル内側から接着して、目立たないように補修しました。
また、少し柔軟性があり、割れにくい素材に変更されているSL-QL1もございます。 - 音声出力のRCAピンプラグに接触不良がありました。お客様のご希望により、フォノケーブルを含めて交換しました。(純正同等品のフォノケールに交換)
上記の修理・メンテナンスで、SL-QL1の正常動作を確認しました。
SL-QL1の動作確認は、弊社所有の針と、弊社所有のターンテーブルで行う事ができます。
お客様の針とターンテーブルは、お客様のお手元に保管をお勧めしております。
輸送中にターンテーブルが外れる場合がありますので、ターンテーブルを取り外してお送りいただくと安全です。
- TAG:SL-QL1修理, テクニクス
- SL-10系 プレーヤー修理
- 2022/03/16 14:00
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